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イラストで学ぶ

放射線の利用

放射線の利用(医療)

レントゲン写真

体の中の様子
放射線の一種であるX線は、私たちの体の中にある骨や血液(水)で吸収され、それ以外は通り抜けることができます。
レントゲン写真やCT検査では、体の中を通り抜けたX線を写真に写し取ることで、骨折や出血の様子を体の外から確認しています。

CT検査

病気の発見
CT検査は、色々な向きからレントゲン写真をとり、その結果をもとにコンピュータを使って患者の頭や体などを輪切りにした絵をつくり、病気やケガの様子を調べる方法です。
脳、心ぞう、骨などのくわしい検査に使われます。

滅菌・殺菌

滅菌・殺菌
放射線を使って、細胞や細菌などを殺したり減らしたりすることができます。
このはたらきを利用して、袋に包んだままで治療用の綿棒やガーゼ、注射器などの医療器具の殺菌・滅菌ができます。

ガンの治療

ガンの治療
体の外から放射線をあてて、がん細胞内のDNAというところにダメージを与え、がん細胞を殺す治療法です。
放射線は、がん細胞のような活発に活動する細胞ほど影響を与えやすい性質があり、正常な細胞にはあまり影響を与えずにがん細胞をなくしていくことができます。

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  放射線教育支援サイト“らでぃ”