令和4年2月(情報提供:NPO法人放射線教育フォーラム)
2022年2月27日(日)に開催されるフォーラムのお知らせです。概要は以下のとおりです。
【開催趣旨】
中学校において今年度から実施されている新学習指導要領に基づく放射線の授業では、放射線に関する基礎的事項の説明にとどまらず、放射線への興味を喚起するための授業も求められています。
今回の勉強会では、放射線への理解を深めるため放射線利用の例として、がんの放射線治療法として注目を集めているホウ素中性子捕捉療法の講演、及び、これからのデジタル社会を支える半導体の微細加工への放射線利用についての講演を用意たします。また、中学校の理科授業で現在使用されている5社の教科書における放射線やエネルギー資源に関わる記述について、その変遷を踏まえた話題を提供いたします。
【開催概要】
日 時: 令和4年2月27日(日)13:30~16:00
会 場: オンライン勉強会
主 催: NPO法人放射線教育フォーラム
参 加 費 : 無料
参加者数: 100名限定
参加申込期日:令和4年2月21日(月)17:00(ただし定員に達し次第締切)
【プログラム】
13:30~13:40 開会挨拶 工藤博司理事長
13:40~14:20 講演1.ホウ素中性子捕捉療法 (Boron Neutron Capture Therapy : BNCT)
-がん細胞選択的放射線療法の魅力と展望そして課題を語る-
小野公二(大阪医科薬科大学 BNCT共同臨床研究所)
我が国では世界に先駆けてBNCT用加速器中性子照射システムとBNCT 用ホ
ウ素薬剤を開発した。現在、BNCTは保険適用ともなり、世界の研究と臨床を
先導している。講演では今に到る歴史、現状そして未来を展望する。。
14:20~14:50 講演2.デジタル社会を支える超微細加工への放射線利用
山本洋揮(国立研究開発法人 量子科学技術研究開発機構 高崎量子応用研究所)
半導体リソグラフィの露光源の波長がはじめて電離放射線領域に入り、 量子
ビームの産業利用は大きな展開を迎えている。本講演では、デジタル社会を支
える半導体産業における放射線の利用の重要性について紹介する。
14:500~15:00 休憩
15:00~15:30 講演3.放射線・エネルギー資源に関する中学校理科の教科書(5社)の記述の比較
-平成24年度版からの変遷も踏まえて-
羽澄大介(名古屋市立西前田小学校)
現在出版されている中学校理科の教科書について、放射線・エネルギー資源に
関する観点を示した上で、出版社の違いという横軸、出版年度の違いという縦
軸で比較する。それを基に教科書について考える。
15:30~15:55 意見交換
15:55~16:00 閉会挨拶 田中隆一事務局長
【参加申込方法】
NPO法人放射線教育フォーラムのホームページ(http://ref.or.jp)TOPICSの(令和3)年度放射線教育フォーラム第3回勉強会の開催案内の「参加フォーム」から申し込みをしてください。
参加申し込み者には、後日、参加のための会議システムと参加のURLをメールで送付します。その際予めご準備をお願いします。
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お問い合わせ先 :NPO放射線教育フォーラム事務所 まで次の電話、ファクス、あるいはメールで
TEL : 03-3843-1070 FAX: 03-3843-1080
メール: entry@ref.or.jp(@を半角で)
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