令和3年9月(情報提供:日本原子力学会 若手連絡会)
【開催趣旨】
みなさんは、放射線に関する内容が、学校教育でどのように教えられているかご存知でしょうか。
来る9月25日、日本原子力学会・若手連絡会(以下、YGN)は、表題の勉強会を開催いたします。多くの方々にとって、放射線に関する知識習得の主要な機会である義務教育についてフォーカスをあてます。
みなさんは、中学校の学習指導要領(理科)で「放射線の性質と利用に触れること」とされたのは、平成20年の改訂以降であることをご存知でしょうか(いまの20代後半からが対象)。ちなみに、放射線という言葉が学習指導要領に入るのは約40年ぶりのことでした。
また、この時の改訂では「変化が激しい時代に対応していくために、科学的な知見をもって、状況を的確にとらえ、科学的に判断し行動に移していくことができるように育てていくこと」が念頭におかれていました。この点はもっともですが、他方で実際の教育現場での学習指導も難しい部分があるようにも思えます。
こうしたことから、本勉強会では①学習指導要領が意図していることの理解、②教育現場における現状の把握の2点を主目的として、事情に精通した方をお招きしご講演いただきます。
「義務教育で得られる情報はどのようなものか」「伝わるとはどういうことか」についてもヒントを得ていただければと思います。奮ってご参加ください。
【開催概要】
日時 |
2021年9月25日(土) 13:00~15:00 |
場所 |
Zoom会議 |
議事次第 |
13:00- ご挨拶
13:05- 講演①「放射線教育の変遷」(講演30分+質疑15分)
13:50- 休憩(10分)
14:00- 講演②「学習指導要領の内容/指導の実践」(講演30分+質疑15分)
14:45- 自由討議 |
講演者 |
講演①:鎌田正裕先生(東京学芸大学 教授 兼 竹早小学校・園舎 校長・園舎長。京都大学工学部助手、鳥取大学工学部助教授を経て現職。理科教育における教材等の開発が専門)
講演②:宮内卓也先生(東京学芸大学 准教授。学芸大附属中学校理科教員を経て現職。学習指導要領や理科系教科書等の執筆・編纂、教育実習研究の経験を有する) |
対象 |
原則として、原子力・放射線分野に従事する 39 歳以下の若手・学生が対象です。必ずしも原子力学会員である必要はありませんが、定員を超える場合は原子力学会員を優先とさせていただきます。 |
定員 |
80名 |
参加費 |
無料 |
申込方法 |
参加希望者は、9月22日(水)17時までに、下記からお申し込みください。
お申込みフォームはこちら ※申込締切後、9月23日(木)17時までに登録確認メールをお送りいたします。 |
備考 |
・YGN 若手勉強会では「チャタム・ハウス・ルール(※)」を適用し、参加者相互の信頼関係に基づく率直な議論を行います。本趣旨にご賛同の上、ご参加ください。
・本勉強会へご参加いただいた皆様に、YGN から勉強会や見学会のご案内などの情報をメール配信させていただきます。
※チャタム・ハウス・ルール:「会議で得た情報を参加者は自由に使用してもよいが、発言者及びその他の参加者の身元・所属団体は明かしてはならない」というルール。
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