令和3年5月(情報提供:NPO法人放射線教育フォーラム)
2021年6月13日(日)に開催されるフォーラムのお知らせです。概要は以下のとおりです。
【開催趣旨】
今年度から中学校において新学習指導要領に基づく放射線の授業が実施されています。そこでは、生徒への放射線に関する基礎的な事項の説明にとどまらず、放射線に興味を喚起するための授業も求められています。
そのためには、放射線の不思議さにふれ、その魅力を感じることができる授業を行うことが肝要です。その一方で放射線は危険なものであるという認識も広がっており、放射線に対する不安感は生徒ばかりでなく先生にもあります。したがって、今回の勉強会では、放射線の魅力と共に放射線の危険性に関して、分かりやすく解説することで、放射線の理解を深めるための授業について考え、更には「放射線を学んだ延長線上にこんな世界が広がっている」ということを知るきっかけとなる話題も提供いたします。
【開催概要】
日 時: 令和3年6月13日(日)13:30~16:30
会 場: オンライン勉強会
主 催: NPO法人放射線教育フォーラム
参 加 費 : 無料
参加者数: 100名限定
【プログラム】
13:30 開会挨拶
13:40 講演1.放射線の魅力
石岡典子(量子科学技術研究開発機構 高崎量子応用研究所)
植物が備える「運ぶ力」を放射線によって観察可能にしたRIイメージング技術、「最新が
ん治療」の一つとして注目されている内用療法、特にアルファ線薬剤開発と治療効果に関
する話を通して、放射線の有用性、その魅力を解説する。
14:20 講演2.「放射線はどんなに微量でも危険」か?
酒井一夫(放射線教育フォーラム)
放射線は様々な障害を引き起こすが、一方で生体には放射線に対する「防御機能」が備わっ
ている。このため、放射線の影響は線量によって大きく異なることを解説する。
15:00 休憩
15:10 講演3.リモート授業を受けた中学生からのメッセージ
宮川俊晴(放射線教育フォーラム)
長野県上田市の中学校で実施している放射線授業から、生徒は授業にどんな意見を持つの
か事例を紹介する。
15:50 討論
講演や授業実践から、参加されている現場の先生方の疑問・悩み、要望を伺い、教材や授
業方法を考える。
16:30 閉会
【参加申込】
NPO法人放射線教育フォーラムのホームページ(http://ref.or.jp)の令和3年度放射線教育フォーラム第1回勉強会 開催案内の「参加フォーム」から申し込みをしてください。
参加申し込み者には、後日、参加のための会議システムと参加のURLをメールで送付します。その際予めご準備をお願いします。
******************************************************************
お問い合わせ先 :NPO放射線教育フォーラム事務所 まで次の電話、ファクス、あるいはメールで
TEL : 03-3843-1070 FAX: 03-3843-1080
メール: entry@ref.or.jp(@を半角で)
Copyright © 2013 公益財団法人日本科学技術振興財団