平成30年5月(情報提供:NPO放射線安全フォーラム)
2018年6月16日(土)に開催される放射線防護研究会のお知らせです。概要は以下のとおりです。
【開催趣旨】
原子力・放射線は1895年のX線の発見以来、急激に研究・応用が進展しました。原子力・放射線はその過程において多くの自然法則や知見を我々にもたらし、科学・技術全体の進歩に大きく貢献してきました。そして、学校教育ではこれらの自然法則や知見を多面的に学んでいます。2020年度から順次実施される改訂学習指導要領では、中学校理科で、従来通り「原子の成り立ちの中で放射線の性質と利用」が学ばれると共に新たに「真空放電と関連付けながら放射線の性質と利用」を学ぶことも加わり、より重厚な学習が期待されています。
今回の改訂学習指導要領の理念のひとつは「社会に開かれた教育課程の実現」であり、今後、学校教育が社会と連携し、協働することを目標としています。原子力は社会的に対立する課題となっておりその合意形成における討議の基礎として、社会的理解と共に放射線も含めた科学的理解が不可欠であることを学ぶ好例となります。今回の改訂では高校に理数探究および理数探究基礎という新たな科目が登場します。この新規科目は高校生による研究実施を促進すると共に、教科横断的な学習の場を提供します。
本研究会では、これら小中高校での原子力・放射線教育の現状を知り、今後の課題について一緒に考えてみたいと思っております。加えて、生涯学習をも目的とする青森県量子研究センターの紹介も行います。原子力・放射線教育に是非、あなたの御意見を聞かせて下さい。
【開催概要】
日 時: 2018年6月16日(土)14:00~17:00
会 場: 株式会社千代田テクノル 本社ビル2階会議室
(東京都文京区湯島1-7-12 千代田お茶の水ビル)
主 催: NPO放射線安全フォーラム
※なお、詳細は以下のサイトをご覧ください。
【プログラム】
司 会: 野村 貴美 NPO放射線安全フォーラム監事
講 演:
(1) 井上 浩義 「オンキャンパス教育における原子力・放射線の取扱い‐今後の展開と課題‐」
慶應義塾大学医学部化学教室・医学部病院放射線安全管理室
(2) 宮川 俊晴 「ライフサイエンス研究を通じた量子エネルギー領域の人材育成と義務教育課程における放射線教育」
特定非営利活動法人放射線教育フォーラム
総合討論
* 本研究会会場内での、写真撮影並びに録音等については一切禁止いたします。
なお、行った場合は、退場して頂きます。
参加費:(放射線安全フォーラム会員は無料)
一般:3,000円、 学生: 500円(受付時に学生証をご提示ください)
【参加申込】 ホームページよりお申込み下さい。 https://www.rsf.or.jp
事前登録制です。会場の大きさに限りがあるために、参加申込みされていない場合、会場に入室できない可能性もございます。
参加される方は必ず受付フォームより参加申込みをお願いいたします。
なお、受付期間終了後の参加、お問い合わせは、事務局までお願いします。
申込期日:2018年6月8日(金)17:00
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お問い合わせ先:e-mail :mail@rsf.or.jp FAX:03-5840-6038
【懇親会】 プログラム終了後、17時30分から2時間程度を予定しております。
併せてご参加いただければ幸いです。懇親会参加費は別途3,000円です。
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